ごみ処理施設
施設の特徴
最新の処理方式を導入
この施設は、次世代型の流動床炉型ガス化溶融方式を採用しています。この方式は、ごみをガス化して溶融炉でスラグ化する最新の一貫処理方式で、従来の焼却方式に比べて環境への負荷がより少ないシステムとしています。
ダイオキシン対策
最近の排ガス処理設備を装備し、煙突出口におけるダイオキシン濃度を0.05ng-TEQ以下とします。さらに、全国で初めてごみ1tあたりのダイオキシン総排出量を1μg以下とするため、飛灰の処理や、クローズドシステムにも万全の措置を講じています。
周辺環境との調和
施設の立地条件に配慮し、騒音・振動・悪臭などの防止対策に万全を期すとともに、敷地内の緑化に努めます。また、建物のデザイン等についても、周辺環境との調和に努めます。
節水型のシステム
降水量の少ない気象条件を考慮し、節水型の機器を採用します。隣接する最終処分場の処理水を再利用するなど施設全体として節水に努めています。
エネルギーの有効利用
ごみ処理により生じるエネルギーを電気に変えて場内の使用電力をまかない、余熱利用システムによりエネルギーの有効利用を行います。
施設の規模
施設規模 | 300t/24h(100t/24h・炉×3炉) |
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炉形式 | 連続式流動床炉型ガス化溶融方式 |
煙突 | 高さ40m |
主な設備と構成機器
受入供給設備
ごみ計量機(廃棄物再生利用施設と兼用) | 3基 |
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ごみピット(5日分、約7500m³) | 1基 |
ごみクレーン | 2基 |
破砕機 | 3基 |
脱水機 | 3基 |
ガス化溶融設備
ガス化炉 | 3基 |
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溶融炉 | 3基 |
金属圧縮、貯留装置 | 1式 |
溶融固化物処理設備
溶融固化物冷却装置 | 3基 |
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溶融固化物搬出装置 | 1式 |
飛灰処理装置
ダイオキシン類分解装置 | 1式 |
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飛灰処理装置(重金属安定化装置) | 1式 |
排水処理設備
排水処理装置 | 1式 |
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通風設備
押込ファン | 3台 |
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空気予熱器 | 3基 |
煙道設備
誘引ファン | 3台 |
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白煙防止用空気送風機 | 3台 |
白煙防止用空気加熱器 | 3基 |
排ガス処理設備
減温塔 | 3基 |
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ろ過式集じん器 | 6基 |
排ガス再加熱器 | 3基 |
脱硝反応装置 | 3基 |
燃焼ガス冷却設備
ボイラ | 3基 |
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脱気器 | 3基 |
エコノマイザー | 3基 |
蒸気復水器 | 1式 |
発電設備
非常用発電装置 | 1基 |
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蒸気タービン・発電機 | 1基 |
余熱利用設備
場内余熱利用設備 | 1式 |
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場外余熱利用設備 | 1式 |